インターネットビジネスのひとつとして盛り上がりをみせているサイト売買。サイト売買でどれくらい儲かるのかが気になる人も多いのではないでしょうか。
サイト売買をする際は事前にしっかりと知識を身につけ、入念に準備をしておくことが大切です。
そこで、この記事ではサイト売買を成功させるために知っておきたい、サイト売買の概要やポイント、注意点について解説します。
そもそもサイト売買とは?
そもそもサイト売買とはどのようなものなのでしょうか。概要やサイト売買が注目されている理由を見ていきましょう。
サイト売買とは
サイト売買とは、その名前の通りwebサイトを売却したり購入したりする取引のことをいいます。
別名「サイトM&A」とも呼ばれるもので、運営しているwebサイトを何らかの理由で売却したい人と、webサイトを取得したい人のニーズが合致した際に取引が成立となります。そしてサイトを売却した側は資金を入手できるという仕組みです。
なお、サイト売買では売却するサイトの種類は特に限定されず、下記のように幅広いです。
- ブログ
- ECサイト
- スマートフォンアプリ
- ソフトウェア
ただし、無料ブログは例外であり、売却できません。
基本的に自分でドメインを取得し、WordPressなどで作ったブログが対象となるため注意しましょう。
参考:サイト売買とは?個人でもできるブログやアフィリエイトサイトの売買方法とポイントを解説
サイト売買が注目されている理由
現代はパソコンやスマートフォンの普及により、誰でも簡単にインターネットを利用できるようになりました。
それにともない、インターネットを通じたビジネスの敷居が低くなり、副業や個人の起業家も増えつつあります。ブログやwebサイトなどの立ち上げがより手軽で身近なものとなり、保有・運用する人が増えたのです。
その結果、ビジネス資産としてwebサイトへの注目も高まり、売買が活発化してきています。
本当にサイト売買は儲かるのか?
サイト売買を検討している人にとって、最も気になるのはやはり「本当に儲かるのか」という点ではないでしょうか。
趣味ではなくビジネスとしてサイト売買をするのであれば、利益が気になるのが当然のことといえます。
本当にサイト売買は儲かるのでしょうか。結論からいうと、サイト売買によって儲けることは十分可能です。
しかしながら「必ずしも儲かるとは限らない」と念頭に置く必要があるでしょう。
これはサイト売買を一つの「投資」として考えてみると理解しやすくなります。世の中には不動産や株式など、さまざまな投資の種類があります。
インターネットで投資について調べると、結果を報告するサイトも多いものです。ただ、たくさんあるサイトのなかでも「必ずこの投資は儲けることができる」と断言するものはほとんど見受けられません。
これと同様に、サイト売買も工夫すれば儲けられる可能性は十分にあるものの、絶対に損をしないとは言い切れないのです。
それに、サイト売買で利益を出すにはそれなりの時間や労力がかかります。一朝一夕で儲かるものではないため、根気が必要です。サイト売買で儲けるためには適切なタイミングやトレンドを押さえて、臨機応変かつ柔軟に取引を行う対応力が求められるでしょう。
サイト売買が儲かる具体的な理由
なぜサイト売買は儲かるといわれているのでしょうか。ここではその理由をいくつか紹介します。
サイト売却によって利益を得られる
webサイトを運営している場合、売却によって単純に資金を得られます。
サイトを作る手間がかからない
webサイトを一から作成するためには、一般的に多大な時間や労力がかかるものです。それに、ドメインの取得やサーバーとの契約など、さまざまな費用が発生します。
そのほかにも、デザインやシステム構築など、さまざまなことを検討しなければならないでしょう。すでに運営されているwebサイトを購入すれば、このような手間や労力がかかりません。
一からサイトを作るための手間や各費用を効果的に削減できます。運用しているwebサイトを購入することによって人的リソースを割かずに済み、スムーズに事業展開やサイトの収益化を目指すことができます。
買取の場合最初からある程度の収益を期待できる
webサイトを一から立ち上げて収益を得るためには、創意工夫して何とか閲覧数を伸ばし、顧客を地道に獲得していくほかありません。
個人でサイトを立ち上げた場合は軌道に乗るまで1年近く時間がかかることもあり、サイト構築に費やした費用を回収するまでに時間がかかりすぎることもあります。
一方、もともと利益を出しているwebサイトを購入した場合、初月からある程度の収益を得られる可能性が高いのです。運営ノウハウや顧客をそのまま引き継ぐことができ、速やかな収益化を期待できます。
利回りが良い
webサイトを投資商品として捉えてみると、比較的利回りが良い傾向にあります。
たとえば、不動産投資の平均利回りは10%以下だとされています。
一方、webサイトの利回りは100%以上になるケースもあるのです。ただし、継続的に収益を得るためには購入したwebサイトを安定して運用する知識やスキルが必要になります。
サイト売買で売却できるサイトの主な種類
サイト売買といっても、サイトの種類はいくつかあります。そこで、ここでは主なサイトの種類とその特徴について解説します。
比較マッチングサイト
比較マッチングサイトとは、読み手にとって有益な情報サービスを紹介するサイトをいいます。具体的には、引越し業者の一括見積もりサイトなどがこれに該当します。
広告で収益を得るモデルや紹介からの成約で成功報酬を得るモデルなど、収益源はさまざまです。
ECサイト
ECサイトは仕入れた商品をインターネット上で販売するサイトを指します。商品の仕入れから受発注、商品発送や顧客の対応まで業務は多岐にわたります。
そのため、アフィリエイトサイトと比較すると手間がかかりやすいサイトといえるでしょう。
その反面、リピート顧客などを獲得できれば、大きな利益を得られる可能性があるビジネスモデルといえます。在庫を抱えずに商品を販売する、いわゆる無在庫型のECサイトも増えています。
アフィリエイトサイト
サイト売買で特に取引が多いのがアフィリエイトサイトです。
アフィリエイト広告のほか、Googleアドセンス広告などネットワーク広告収入で利益を得ているケースも多くみられます。定期的に記事更新をして安定した利益を得ることもできます。
ECサイトのように商品の在庫管理などをしなくても良いことがメリットです。
それ以外
サイト売買では上記のほか、スマホアプリ・セラーアカウント・SNSアカウントなども取引の対象です。
SNSアカウントはユーザー数やフォロワー数をそのまま引き継いで運営できることが特徴です。
知名度が高くすでにある程度のユーザーを獲得している状態のため、スムーズな収益化が期待できます。
サイト売買と投資の違いは?
サイト売買を検討する際、疑問を持つ人も多いのが「サイト売買と投資の違い」です。サイト売買も投資の一種ではありますが、ほかの投資とは異なる点が多々あります。
具体的にどのような点が異なるのか、サイト売買と投資の相違点をチェックしていきましょう。
利回りの高さ(資金回収までの時間が短い)
通常投資では、それなりに元手が必要になるでしょう。
一方サイトを作成し売却したい場合、元手がなくても時間・労力をかければ、PV数が多く利益を生み出せるサイトを育てることも可能です。
サイトが利益を生み出せるようになれば、そのぶん売却時の利益も大きくなります。
サイト売買の相場は月間利益の12~24カ月分であるといわれており、投資資金が短い期間で回収できる傾向にあります。
投資資金を回収したあとは、利益として積み上げていくことができます。
自分の力量・努力次第で利益を伸ばせる
サイト売買がほかの投資と大きく異なる点が「努力やスキル次第で利益を生み出せる」ことです。
そこまで収益を得られないサイトを安く購入したとしましょう。この場合、地道に作業を続ければ利益を生み出す人気サイトに育てていくことも可能です。
不動産や株式などの投資は景気や会社の業績、世界情勢といった不確定要素が絡んでくるため、自分がいくら努力をしても収益の流れをコントロールすることはできません。
自分の力量次第で収益向上を図れることが、サイト売買の大きな魅力といえます。
利益を伸ばすための方針が分かりやすい
通常サイト運営では「いかにユーザーに有益な情報を提供しているか」が評価されます。この根本的なGoogleのアルゴリズムは根本的に変わらない可能性が高いでしょう。
つまり、ユーザーに有益な情報を提供することに重点をおいてサイトを運営すれば、検索で上位表示され売上が上がる可能性も高まるのです。サイトの収益をある程度自分でコントロールしやすいことがメリットといえるでしょう。
サイト売買のメリット
サイト売買はどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、売り手側と買い手側のそれぞれの観点から、具体的なメリットを見ていきましょう。
サイト売買における売り手側のメリット
自分で運営しているサイトを何らかの理由で放置してしまう人もいるかもしれません。
サイトは定期的なメンテナンスが必要になるため、管理が面倒になってしまう人も意外と多いのです。このようなとき、自分の保有するサイトを売却することで、利益を得られます。
サイトの更新や管理といった煩わしさから解放され、お金を得られることが大きなメリットといえるでしょう。運営するサイトの質によっては高額で売却できる可能性もあります。
サイト売買における買い手側のメリット
自分がサイトを購入する側の場合、成長しているサイトを短期間で自分のものにできることがメリットです。
それなりの利益を生み出せるサイトを作るには、それなりの費用や時間をかける必要があります。毎月安定した収益を得られるサイトを作り上げるには、年単位での取り組みが必要になることを覚悟すべきでしょう。
すでに成長しているサイトを購入してしまえば、このような労力が必要なくなります。
また、サイトを購入し、自分や自社の既存事業と掛け合わせることができるのもメリットです。
一定のPV数があるサイトであれば、すでにたくさんの読者がいることになります。この読者の興味をうまく引くことができれば、売上アップを望めるようになるのです。
定期的にサイトを訪問してもらえるような工夫を取り入れることで、従来のビジネスでは実現できなかった大きな成果につなげられる可能性があります。
サイト売買に成功して儲けるためのポイント
サイト売買にはさまざまなビジネスモデルがあります。サイト売買に成功し、儲けるためにはどのような点を意識すれば良いのでしょうか。ここでは、サイト売買で儲けるためのポイントを紹介します。
サイト売却で儲けるには?
高く売れるサイトの特徴を理解する
高く売れるサイトの特徴を理解し、サイトと照らし合わせて改善することで、より高値でサイトを売却することができます。
中でも下記の項目に該当するサイトは人気です。
- 運営歴が長く安定して収益を出せるサイト
- 運営するのが楽なサイト
- SEO対策された良質のコンテンツがあるサイト
- 専門性の高いサイト
- 収益化できる可能性のあるサイト
参考:サイト売却の相場とは?サイト売買の実例と高額で売れるサイトの5つの特徴
これらのサイトは、買主への引き継ぎやすさや、現時点で収益がなくても将来的に収益化が見込めるため、人気となっています。
サイト買取で儲けるには?
購入したサイトの運営で利益を上げる
運営方法を見直し、サイトを購入したときよりもアクセスが集まるように工夫することも重要です。たとえば、サイト構成や記事の内容を見直したり、より収益性の高い広告に切り替えたりする方法があるでしょう。
このような取引によって、さらに収益アップへとつなげることができます。サイトは自身の知識や経験を活かしてさらに成長させられるチャンスがあります。伸びしろを感じられるサイトを購入し、自身の手で成長させることも良いでしょう。
サイトを購入時よりも高く売る
そこまで魅力的ではないサイトに手を加えてバージョンアップできれば、購入時の価格よりも高い金額で他者に売却することができます。
テコ入れ後のサイトを運用して安定した継続収益を得ることも可能ですが、売却して得た資金で新規にレバレッジのきく大型サイトを購入することも一案です。
これにより、現状のサイトよりもさらに価値の高いサイトの作成に挑戦することができます。
良質なサイトを見極めて買う
サイト売買において重要になるのがサイトの選定です。
良質なサイトを購入した場合、1~2年程度で資源回収できる可能性があります。
ただし、利益に対する割安感やアクセスやフォロワーの数など、数字だけに着目することは避けましょう。
売り手がどのような目的でサイトを立ち上げて今まで育てて運用してきたのか、その経緯を確認しておくことがポイントとなります。多角的な視点からサイトを調査し、選定を行いましょう。
運用体制を整える
質の良いサイトを購入したとしても運営を続けていける体制が整っていなければ、安定した収益を得ることが難しくなります。
記事投稿による情報提供が主なサイトであれば、購入後もこまめに記事を更新・投稿する必要が生じるでしょう。
ECサイトの場合は取引先の拡大や集客などの営業努力が求められます。
したがって、サイト購入後の工程に割けるリソースを前もって検討しておくことが重要です。
必要に応じて専門的な知識を深める、運営代行に依頼するなどサイトの運営方法を考えておきましょう。
サイト運営者のフォロー体制を確認する
サイトを購入したあと、実際に運営して初めて問題や疑問が浮かび上がることがあります。こうしたときにサイト売却者、つまり元運営者がきちんとフォローしてくれないと、運営や収益に支障が出る可能性があります。
こうした事態を避けるためにも、サイト売却者からどのくらいのフォローを受けられるのか、購入前に確認しておくことがおすすめです。
受けられるフォローの範囲や期間を明確にするため、サイト売買時に譲渡契約書を作成し、ルールを作っておくと安心です。
事前のリサーチを徹底する
利益を出すためには、サイトを購入する前にジャンルや運営方法などの情報を事前リサーチすることも欠かせません。たとえば、下記の要素をチェックしておくと良いでしょう。
- サイト運営の労力を見て自分でも運営できそうか
- サイトが今後成長する見込みはあるか…など
徹底したリサーチを行うことで、サイト購入後に「知識不足で結局自分では運営できなかった」「サイトが思うように育たず高く売れそうにない」などの事態に陥るリスクを低減できます。
サイト売買で儲けたい人におすすめ!サイト売買サービスとは?
実際にサイト売買をする際、役立つのが「サイト売買サービス」です。ここでは、サイト売買サービスの概要や特徴を紹介します。
サイト売買サービスとは
サイト売買サービスとは、サイトを買いたい人と売りたい人をマッチングさせるサービスです。
サイト売買サービスは売り手と買い手の仲介役を果たしてくれるため、買い手候補を開拓する必要がありません。
また、売却条件を設定したり価格交渉をしたりするなど、売り手と買い手がより納得のいく取引ができるよう工夫されています。
一般的にエスクロー方式で買い手の支払後、成約時に売り手にお金が振り込まれる仕組みであるため、サイトを持ち逃げされるリスクもありません。
安心して取引ができる、サイトの信用性がある程度担保されているなど、安心して取引を進めたい人におすすめです。
サービスを介さない直接交渉はリスクが高い
直接売り手と買い手が交渉すれば、サイトやアカウントの売買を行えます。
とはいえ、売り手側からすると、買い手を探すのは大変な労力がかかります。また、いつ買い手と巡り合えるかわからないため、早くサイトを売却したい場合は焦ってしまうでしょう。
それに、直接取引の場合はサイト移管後にお金が振り込まれないなど、持ち逃げされてしまうリスクも少なからずあります。お互いの条件が合致し、なおかつ信頼できる取引相手を見つけることは非常に難しいのが現状でしょう。
サイト売買サービスのメリット
サイト売買サービスを利用するメリットは、何といっても売買のチャンスを逃さずに済むことです。ネットビジネスの競争は激しさを増しており、スピーディーな意志決定が必要になります。
サイト売買の交渉で難航していると、サイトの成長にリソースを割けない原因につながります。
その結果、競争力を失い貴重な機会を逃してしまうおそれがあるのです。サイト売買サービスを利用すれば、アプローチから価格交渉までスムーズに行えます。
円滑に売却まで取引を進めやすく、儲けるための間口が広がることが大きなメリットといえるでしょう。
また、サイトを売る場合に適切な査定額がわからない、設定が難しいという人もいるかもしれません。このようなときにも無料査定を行っているサイト売買サービスを利用すると便利です。
専門家がプロの視点から具体的な金額を提案してくれます。売却後に「損をしてしまった」というリスクを減らせます。
おすすめのサイト売買サービス7選
サイト売買ビジネスが世界中で盛り上がるなか、その取引を支援するためのサイト売買サービスが数多く誕生しています。ただ、サービスの数が多いとどこを利用すべきか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
そこで、ここではおすすめのサイト売買サービスを7つ紹介します。
1. サイトキャッチャー
サイトキャッチャーはサイトキャッチャー株式会社が運営するサイト売買サービスです。登録者が多く、個人アフィリエイターから高い人気があります。
3000件以上もの査定を行っている実績のあるサイトで、専門家が24時間以内に対応してくれることが特徴となっています。売却において不安があれば相談し、アドバイスをもらうことも可能です。
高額売買は少ない傾向にあり、個人のアフィリエイトサイトや中規模サイトなどの売買に向いています。サポート体制が充実しているため、サイト売買初心者やできるだけサイトを高く売りたい、そのための相談をしたいという人におすすめです。
2. UREBA
UREBAはASPやafbを運営する株式会社フォーイットが提供するサイト売買サービスです。ASP運営をしているからこそのネットワークと、高い運営実績が魅力といえます。
特徴はページごとの売買ができることです。サイト売買を検討している場合、売り手側も買い手側も登録をしておいて損はないといえるでしょう。
サイト査定の際は個人情報や月間売上、営業利益や月間PVなどの情報が求められます。Lシート・契約書のフォーマット・代理受領サービスなど、初心者でも安心して利用できる体制が整っています。
3. SiteStock
SiteStockは株式会社サイトストックが運営する、サイト売買として規模の大きいサイトM&Aサービスです。サイト売買のほか、サイトの簡易査定やサイトM&Aのコンサルティングなどのサービスも提供しています。
高額の売却というよりは、個人のアフィリエイトサイトや小規模サイトの売買がメインです。
4. サイトマ
サイトマはエベレディア株式会社が運営している、業界でも非常に珍しい売却代行の専門サービスです。サイト売買のアドバイスから無料査定、面談のセッティングなどサイト売却に不慣れな人でも安心して利用できる仲介サービスとなります。
サイトマの特徴は簡単に査定ができることです。カンタン無料査定では個人情報に加え、月間の平均営業利益などの情報を提供する必要があります。通常2営業日以内には査定内容がわかる仕組みになっているため、スピード感を重視する人にもおすすめです。
5. ラッコM&A
ラッコM&Aはラッコ株式会社が運用するサイト売買のプラットフォームサービスです。売り手側は売却手数料が無料であることが大きな特徴です。そのため、売り案件が集まりやすい傾向にあります。
また、取引がシステム化されており、わかりやすくスムーズに取引を進めやすいところが特徴です。契約書の自動作成や契約書のひな形提供、無料でできる弁護士への相談チャットなどのサービスを利用できます。
サイト自動査定では査定基準が明確化されているため、不安なく利用できるでしょう。
6. サイト売買Z
サイト売買Zは株式会社サイトM&Aパートナーズが運営する売買情報サイトです。運営側のサポートが充実していることが特徴です。気軽に売買の相談をしやすく、販売しているサイトの質も比較的高い傾向にあります。
個人のアフィリエイトサイトの売買に強みを持っており、数万円~数十万円の価格帯をメインにサイト売買が行われています。
7. サイトレード
サイトレードは株式会社ゼスタスが運営する、古株のサイト売買専門サービスです。メディアでも度々取りあげられるなど、高い知名度を誇ります。
2000件以上もの相談と数百件にものぼる仲介成約実績があります。売買されるサイトはおおむね数十万~数百万円の価格帯が多い傾向です。
サイト売買における基本的な注意点
サイト売買には多くのメリットがある一方、注意すべき点もあります。ここではサイト売買における基本的な注意点を紹介します。
一瞬で投資金額を失うリスクがある
サイト売買は投資のなかでも、利回りが良いといわれています。その反面、一瞬で投資金額を失う可能性もあるビジネスです。たとえば、不動産投資の場合、失敗しても土地や建物自体は自分の手元に残ります。
一方、サイト運営は失敗してしまうと、手元には利益の出ないサイトしか残りません。それまでに投資したお金を回収することは難しくなるため注意が必要です。利回りが良い点だけに注目せず、リスクがあることも念頭に置く必要があるでしょう。
売り手と買い手だけで交渉を進めるとトラブルが起きる可能性がある
サイト売買を売り手と買い手の当事者同士だけで進めた場合、思わぬトラブルに発展する可能性があります。
たとえば、売り手側からすると「サイトを譲渡したのにお金が振り込まれない」、買い手側からすると「お金を支払ったのにサイトを受け渡してもらえない」など。
こうしたトラブルを避けるためにサイト売買サービスを利用して仲介業者を間に入れることもできますが、それには手数料や成功報酬が発生することがあります。
こうした金額を支払ったうえでサイトの売買をする価値が本当にあるのか、よく考えたうえで決断しましょう。
サイトを売却する際の注意点
サイト売買を検討している人にとって、最も気になるのはやはり「本当に儲かるのか」という点ではないでしょうか。趣味ではなくビジネスとしてサイト売買をするのではあれば、利益が気になるのが当然のことといえます。
本当にサイト売買は儲かるのでしょうか。結論からいうと、サイト売買によって儲けることは十分可能です。しかしながら「必ずしも儲かるとは限らない」と念頭に置く必要があるでしょう。
これはサイト売買を一つの「投資」として考えてみると理解しやすくなります。世の中には不動産や株式など、さまざまな投資の種類があります。インターネットで投資について調べると、結果を報告するサイトも多く見つかります。
ただ、たくさんあるサイトのなかでも「必ずこの投資は儲けることができる」と断言するものはほとんど見受けられません。
これと同様に、サイト売買も工夫すれば儲けられる可能性は十分にあるものの、絶対に損をしないとは言い切れないのです。それに、サイト売買で利益を出すにはそれなりの時間や労力がかかります。一朝一夕で儲かるものではないため、根気が必要です。
サイト売買で儲けるためには適切なタイミングやトレンドを押さえて、臨機応変かつ柔軟に取引を行う対応力が求められるでしょう。
サイトを購入する際の注意点
サイトを売却する際と購入する際は、それぞれ気を付けるべき点が異なります。ここでは、サイトを購入する際に注意したいポイントを紹介します。
サイトの情報をよく確認する
サイト売買サービスを利用せず仲介を頼まない場合は、購入するサイト選びから交渉まですべて自力で進めなければなりません。相手にだまされたり言いくるめられたりしないよう、しっかりと準備をしたうえで購入を決める必要があります。
具体的には、サイトのアクセスデータを共有して管理画面で確認するなどの工夫を行うことがおすすめです。
アクセスや収益のデータは画像だとねつ造することもできるため、十分注意しましょう。納得のいくまでサイトの情報をヒアリングすることが大切です。
収益を分析する
それまで収益を得ていたサイトでも、今後同じ状況が続くとは限りません。購入後、急にサイトの収益が減ってしまうという可能性もあります。
どこから利益が出ており、今後どの程度の収益を得られそうか、収益のペースをつかんでおくことが大切です。可能であれば半年分のサイトデータをもらい、細かく分析してみることがおすすめです。
サイト移転が難しい場合は無理せずプロに依頼する
サイトの移転は想像以上に難しく、作業が難航するケースも多くみられます。
万が一バックアップをとっていないと、移転する際にすべてのデータが消えてしまうという事態にもなりかねません。移転を自分でできる場合は問題ありませんが、不安がある場合はプロに依頼すると安心です。
自分のスキルと照らし合わせてサイトを購入する
完成度の高いサイトを購入できた場合、自分でカスタマイズする必要性が見つからず「放置しても大丈夫だろう」と思う人もいるかもしれません。しかし、いくら質の高いサイトであっても、定期的なメンテナンスは必要です。
ときには何らかの事情でカスタマイズをしなければならないこともあるでしょう。こうした場合に、自分でメンテナンスやカスタマイズをするためのスキルを持っていないと、サイトを継続して運用できなくなる可能性があります。
自分の技術力と対応可能な範囲を明確にしてサイトと照らし合わせたうえで、購入を決めるようにしましょう。
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