ブログやアフィリエイトサイトなどの運営で収入を得ている事業主は多いのではないでしょうか。
近年では、個人や数人程度で運営されているWebサイトが頻繁に売買されています。いわゆる「サイト売買」です。
サイト売買は個人でも手軽にでき、メリットも多々ある取引といえるでしょう。
本記事では、サイト売買の概要からメリット・注意点にくわえ、初心者でも安心して取引できるおすすめのサイト売買サービスも紹介します。
サイト売買について
サイト売買とは何か、最初に簡単に整理しておきましょう。大まかな仕組みや流れを知ることで、初心者でも取引できることがわかるのではないでしょうか。
サイト売買とは
すでに運営されているブログやアフィリエイトサイト、ECサイトなどを売ったり買ったりする取引が「サイト売買」です。
その取引を企業の合併と買収になぞらえて「サイトM&A」と呼ばれることもあります。
ただ、そこまで大げさなものと捉える必要はありません。個人運営のブログやアフィリエイトサイトを個人に売ることもでき、しかも、非常に手軽に売買取引が行える点がサイト売買の魅力です。
個人で運営するWebサイトであっても人気が高く大きな収益が見込める場合には、企業が購入するケースも出てくるでしょう。
決して企業間・個人間のみで取引されるものではありません。サイト売買の初心者でも、ある程度の仕組みや流れを理解しておけば、ブログなどの売買を行うことができるのです。
参考:サイト売買とは?個人でもできるブログやアフィリエイトサイトの売買方法とポイントを解説
サイト売買の仕組みや流れ
サイト売買の仕組みや流れも、そこまで複雑なものではありません。
基本的にはブログやアフィリエイトサイトを売りたい人と買いたい人が交渉を行い、条件面などで合致・合意したら売買成立といった流れとなります。
ネットを通じて交渉や契約などが行われることもあれば、対面で行われるケースもあります。詳細な流れや取引内容は、どのような方法で売買するのかによって変わるでしょう。
企業のM&Aなどと比較すると手軽にできるサイト売買ですが、ドメインやサーバーの移管手続きや権利に関する注意点などもあるため、一定の知識や情報を身に付けたうえで臨む必要もあります。
売り手と買い手、どちらも慎重な判断・選択が求められることも頭に入れておきましょう。
サイト売却のメリット
サイト売買において、ブログやアフィリエイトサイトを売る側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。サイトを売却することで得られる主なメリットを解説します。
運営サイトを現金化できる
サイトを売ることで、必ず現金を手に入れることができます。
ブログなどの規模や内容などにもよりますが、数十万円から数百万円で売れることも珍しくはありません。中には数千万円規模で取引されるWebサイトもあります。
これらの金額は一括払いが基本となっているため、サイトの売却により想定以上の現金を手に入れられる可能性があるのです。
何か新しい事業などに挑戦したいと考えた際、手持ちの運営サイトを現金化することで、その事業に充てる資金を調達できます。運営サイトの現金化はサイト売却の最大のメリットといえるでしょう。
ブログなどのニーズを把握できる
ブログやアフィリエイトサイトで収入を得ている人は、複数のWebサイトを運営しているケースも少なくありません。さらに収益性の高い新たなWebサイトの運営を考えている人もいるのではないでしょうか。
すでに運営・所有しているブログなどを売却することで、社会でのニーズや市場価値の把握ができるでしょう。そこで得た情報を元に、より高額で売却できるWebサイトを生み出すことも可能です。
実際に、Webサイトの制作・運営と売却を繰り返して大きな利益を上げている人もいます。売ることを目的としてブログなどを制作するのであれば、ニーズや市場価値の把握が欠かせません。そのために一度、自分の所有しているWebサイトを売却し、その経験を今後のサイト運営に活かすことができるのです。
市場価値の高いうちに手放すことができる
現在、運営・所有しているWebサイトの市場価値が高いと感じた時点で売却することで、需要が下がる前に手放すことが可能です。不動産などと同様に、Webサイトも運営期間が長くなるにつれて市場価値が落ちてしまうケースが少なくありません。
ある程度育った段階で手放しておくと、その後の需要の落ち込みへの対応をせずに済むメリットもあります。実際に市場価値がピークに達したところで必ずしも上手に売り抜けられるとは限りません。
しかし、投資の観点からいえば最高値を見極めることはほぼ不可能であると認識し、ある程度の高値がついたところで売却して確実に利益を確保しておくという考え方もあるでしょう。
企業のM&Aも同様の思惑で行われることが多々あります。サイト売買の取引を積極的に行うことにより、このような投資感覚や企業経営感覚も身につけられるのではないでしょうか。
運営コストが削減できる
ブログやアフィリエイトサイトの運営には、多くの時間や手間を要します。Webサイトを売却することにより、更新するための時間的拘束や手間から解放されるでしょう。
気持ちが楽になるというメリットを感じる人もいれば、新たな事業などにその時間や手間をかけられることにメリットを感じる人もいます。
いずれにしても、お金だけではなくさまざまな運営コストの削減が可能です。複数の事業やWebサイトの運営を手がけている人であれば、事業の整理やリソースの集中投資といった効果も期待できるのではないでしょうか。
サイト売却の注意点
Webサイトの売却にはメリットも多々ありますが、売却する際には注意点もあります。これをデメリットと捉えるかどうかは人によるでしょう。しかし、しっかりと認識したうえで売却の決断を行わなければなりません。
また、売却する相手を選ぶ際にも、ここで解説する注意点を踏まえておくと失敗を防ぎやすくなるはずです。
将来の収益を手放すことになる
市場価値のピークで売り抜けることができれば、サイト売買の大きなメリットを享受できるでしょう。
一方で、自身の考えていたピークはまだ成長途中であり、売却した後に急激に収益を上げるブログやアフィリエイトサイトへと化ける可能性も否定はできません。もしそうなれば、将来得られるはずだった利益などを想定以上に手放すことになります。
売却益と比べ物にならないほどの収益が得られる未来を捨てたと考えると、感情的にネガティブになってしまうケースも出てくるでしょう。手放すタイミングが難しい点も、サイト売却の注意点となるでしょう。
希望の価格で売れるとは限らない
自らが考える価値と、市場あるいは買い手の考える価値が一致するとも限りません。
ブログやアフィリエイトサイトの運営者は、自らが生み出し育てたWebサイトに愛着や思い入れがあることが多いため、どうしても価値を高く見積もる傾向があります。
しかし、買い手にとって現状そこまで価値が見出せなければ、売り手の希望の価格で買い取ってもらうことはできないでしょう。買いたいという人が現れたとしても価格を下げるよう交渉されることも考えられます。
頑なに希望売却価格を下げなければ、買い手がつかないことにもなりかねません。買い手がつかない状態が続くと、そのWebサイトの市場価値がさらに落ちるリスクがあることも頭に入れておく必要があります。
場合によっては妥協も視野に入れながら売却のプランや価格を決定することが重要です。
サイトの方向性や内容が変わってしまう恐れがある
売却することが目的でブログやアフィリエイトサイトを制作・運営しているのであれば、売却後にそれがどうなろうとあまり関心はないでしょう。
しかし、必要に迫られて手放す場合や育ててきたWebサイトに思い入れがある場合には、売却後にサイトの方向性や内容が変わってしまう恐れを知っておかなければいけません。
ブログなどを売却した後は、基本的に運営に関わることができなくなります。
数カ月後には取り扱っているコンテンツや方向性がまったく異なるものになっている可能性もあるでしょう。そのようなことがないよう売却の際に条件等を契約書に盛り込むことも可能です。
しかし、条件が多ければ多いほど売却価格は下がると考えておく必要もあります。基本的にはすべての権利を手放すため、Webサイトの内容などの大幅な変更を覚悟したうえで売却を検討しなければなりません。
サイト購入のメリット
サイト売買が頻繁に行われているのは、購入する側にもメリットがあるためです。ブログやアフィリエイトサイトを購入することで得られるメリットを考えてみましょう。
収益性が確保された状態のサイトが獲得できる
ブログなどを新たに作っても、それがどれだけ収益を生んでくれるのかは未知数です。一生懸命制作や運営に精を出しても、満足のいく収益構造となるかはわかりません。
しかし、サイトを購入すれば、すでに収益性が確保された状態のブログなどを手に入れることができます。Webサイトの最も重要かつ大変で手間のかかる作業を飛び越えて、サイト運営に携わることができるのです。
ブログなどを制作しては売却を繰り返す人がいる一方で、これらのメリットを享受するために、他者が制作したブログなどを次々と購入し利益を上げようと考える人や企業も少なくありません。
場合によっては、購入したWebサイトをさらに育て成長させたうえで売却し利益を得ることも可能です。
ユーザー確保や方向性決定の手間などもかからない
ある程度収益性が確保されているWebサイトを購入すると、同時に固定化された訪問者やユーザーなども獲得できます。
購入後もさらに新規のユーザーを獲得する必要はありますが、ゼロから集客するよりも手間やコストをかけずに新たな訪問者などを獲得しやすいでしょう。
また、Webサイトの方向性の決定・変更の手間も省けます。同じジャンルであっても方向性が異なれば集客や収益の効果は異なるため、この点は買い手にとっては非常に大きなメリットとなるのではないでしょうか。
例えば、投資に関するブログでも、「〇〇投資は100%儲かる」という方向性のものと「〇〇投資にもリスクがある」という方向性のものでは、閲覧者の質や数などが変わってくるはずです。
同じ投資手法を扱っていたとしても、リスクや注意点に触れるかどうかでPV数やCVRはもちろん、将来的な伸びも変わってくるでしょう。
初心者と中級者のどちらをターゲットにしているかによっても違いや差が出てきます。
その方向性やターゲットの模索や細かな分析を一から行うことは簡単ではありません。Webサイトを丸ごと購入することで、分析や情報収集、あるいは方向性の選別・決定といった手間を大幅に省けるのです。
新たな事業やノウハウが入手できる
Webサイトを手放す側は、売却する過程において市場価値やニーズを知ることができます。
同様に、購入する側も市場価値やニーズ、それらを掴むためのノウハウを入手することが可能です。ブログやアフィリエイトサイトの運営に興味がある人であれば、それらノウハウを元に市場価値の高いWebサイトを新たに作り上げることができるでしょう。
また、これまでリソースやタイミングなどの問題で手を出せなかった分野のノウハウや知識を獲得することにより、その分野に進出を果たすことも可能です。新たな事業として立ち上げ、さらに成長を目指しやすくなるのではないでしょうか。
すでに事業を展開しているのであれば、関連したブログなどを手に入れることにより相乗効果も狙えます。新規獲得したブログの読者やアフィリエイトサイトの訪問者、さらにはそうした人たちに関する情報を、既存の事業の拡大や成長に利用することもできるでしょう。
サイト購入の注意点
Webサイトを購入するには、ある程度の現金が必要です。さらにいくつかの注意点があるので、大事な現金を無駄にしないためにもしっかりとサイト購入における注意点を押さえておきましょう。
将来性や信憑性などの見極めが難しい
成長途中のブログやアフィリエイトサイトなどを見極められれば、将来大きな収益をもたらすWebサイトに育てられるでしょう。
しかし、その将来性を含めて見極めることは簡単ではありません。
すでに収益性のピークに達している、もしくは過ぎ去っている可能性もあります。購入後の運営次第ではあるものの、ジャンルや内容が時代にマッチせず社会からのニーズが薄れていってしまうものであれば、優秀な運営者でも満足のいく利益はあげられなくなるのではないでしょうか。
また、売却側がオープンにしている内容や情報の信憑性を見極めることも重要です。取引方法によっては、虚偽の情報やデータが混ざっていることに気づけないリスクもあります。
確かに将来性が望めるものなのか、PV数や権利に関する情報は確かなのかなどを十分精査して購入するWebサイトを見極めることが必要です。
運営などが思い通りにいくとは限らない
同じブログやアフィリエイトサイトであっても、運営者が異なれば成績や収益も異なるものです。
すでに多くの収益を安定して稼いでおり、世の中からのニーズも高いジャンルで、しかし、競合があまり多くなく今後も収益の増大が見込めるWebサイトであっても、運営者が変わった途端にPV数や収益が落ち込んでしまうことはあるでしょう。
下記のリスクがあることも認識しておく必要があります。
- 能力や知識などが足りなければ思い通りに運営できない
- 思ったような収益があげられない
サイト購入は将来の利益を約束するものではありません。実際に更新や展開を続けていけるのかを慎重に見極めた上で買い取ることが重要です。
高い価格で取引されやすいサイトの特徴
どのようなWebサイトに高い市場価値がつけられるのでしょうか。高い価格で取引されやすいWebサイトの特徴をみていきましょう。
収益や訪問者数が安定している
すでに収益や訪問者数、CVRなどが安定しているブログやアフィリエイトサイトは高値で取引される傾向があります。
Webサイトの購入を検討している人は、ブログなどの立ち上げから育成までのコストを省きたいと考えているはずです。収益や訪問者数がすでに一定以上あり、かつ安定していれば省けるコストが大きいと判断できるため、高額での購入にも応じる可能性が高いでしょう。
特に安定性は重要です。安定性のあるWebサイトは、訪問や閲覧さえしてもらえれば顧客やユーザーとして定着しやすいと考えられます。
そのようなブログやアフィリエイトサイトは訪問者や閲覧者を増やす努力さえすれば大きな収益へとつながる可能性が高いため、高値がつきやすくなるのです。
運営にコストや手間がかからない
収益をあげられるWebサイトであっても、運営に膨大なコストや手間がかかってしまうと市場価値はあまり上がらないでしょう。そのコストや手間がかけられる人や企業でなければ購入が難しく、競争率が下がってしまうためです。
逆に、運営にコストや手間がかからなければ購入のハードルも下がるため需要が高まります。需要が高まると価格も上がると考えられるので、タイミングや交渉などに間違いがなければそれなりの価格で売却できるでしょう。
もちろん、コストや手間がかからないWebサイトでも、収益性が低ければ買い手はつきません。市場価値の高いWebサイトは、コストや手間の割にPV数やCVRの多いブログやアフィリエイトサイトとなります。
方向性やターゲットが定まっている
特定のジャンルに特化しているわけではなく、日々の日記のようなことが書かれているだけのブログでは買い手はつかないでしょう。
ジャンルが定まっていたとしても、どの層に向けたものなのかわからずまとまりのないコンテンツばかりであれば、やはり市場価値は上がりません。
高い価格で売れやすいWebサイトは、方向性やターゲットが明確に定まっています。そのようなWebサイトは、まだコンテンツ数が少ないなどネガティブな要素があったとしてもポテンシャルや将来的な収益性を見込まれ、相場より高値で取引されるケースがあるでしょう。
webサイトの価値を上げるためには広く浅くではなく、ある程度狭く深くを意識したコンテンツ作りが求められます。
SEO対策がされ良質なコンテンツで構成されている
SEO対策までされているWebサイトであれば、より高い価格がつきやすくなります。
単にコンテンツを並べているだけのWebサイトではSEO対策がされているとはいえず、購入した側が大幅な変更など手を加える必要が出てくるでしょう。それでは一からブログなどを立ち上げるのと大差ありません。大幅な変更や修正が必要になるWebサイトは市場価値が低くなりがちであると考えておく必要があります。
もちろん、良質なコンテンツも重要です。テーマやジャンルに沿っており統一性がみられ、かつ独自性のあるコンテンツはSEOにもよい影響を及ぼし、コアな読者やユーザーの獲得にも役立ちます。
他のブロガーやアフィリエイターとは異なった視点やアプローチをしているWebサイトがあれば、高額でも買いたいと考える人は出てくるでしょう。
流行や時代に左右されないジャンルである
流行や時代は移り変わるものであり、また、それらに左右されないジャンルは多くはありません。だからこそ、時代などに関わらずニーズのあるジャンルのWebサイトは高額で取引される傾向があるのです。
例えば、下記のジャンルです。
- 美容
- ダイエット
- 健康
- 投資
- 投機
ただ、「炭水化物ダイエット」や「暗号資産投資」などと限定してしまうと、それらが時代の変化により見向きもされなくなった際には、Webサイトとしての価値も失うことになります。
狭く深く掘り下げたコンテンツの方が市場価値は高くなる傾向がありますが、あまりにも狭すぎると時代の変化についていけなくなるリスクが高まることを、売る側も買う側も認識しておきましょう。
おすすめのサイト売買の方法
サイト売買の方法はいくつか考えられますが、おすすめは「サイト売買サービス」の利用です。サイト売買は、基本的にブログやアフィリエイトサイトを売りたい人と買いたい人がいれば成立させられます。
知り合いや友人、SNSなどで知り合った人同士で個人売買のような形で取引することもできるでしょう。しかし、ドメインやサーバーの移管、権利の所在や譲渡に関すること、金額の決定や交渉、契約書の取り交わしなど、一定の知識や情報が必要な作業も欠かせません。
信頼や性善説といった曖昧なもののウエイトが大きくなる傾向もあるため、完全な個人間取引ではトラブルが発生するリスクも高まります。
売り手・買い手ともに、下記のように考えているのであれば、個人間での取引はあまりおすすめしません。
- 「損はしたくない」
- 「気持ちのよい納得感のある取引がしたい」
- 「面倒な調査や手続きをできる限り省きたい」
サイト売買サービスでは、売り手や買い手のマッチングやサイト売買に関する相談、各種手続き代行などのサービスが受けられます。
サイト売買をしたことのない人が戸惑いそうなことや面倒に感じそうなことの多くを、サイト売買サービスで請け負ってくれるのです。
もちろん、業者によって提供している具体的なサービス内容は異なります。マッチングのみ行い、その後の交渉や契約は個人間で直接行うスタイルのサービスもあれば、交渉や契約を取り持ち、さらには手続きや移管に関する作業を代行してくれる、いわゆる仲介業者もあります。
サービスが手厚くなるほど手数料も上がる傾向がありますが、安心安全にサイト売買をしたいのであれば、このようなサービスや仲介業者を利用しましょう。個人間での取引は、サイト売買サービスを利用して豊富な知識や経験などを獲得してから行うことをおすすめします。
おすすめのサイト売買サービス
ここではサイト売買サービスを提供している業者を紹介していきます。サービスの詳細や手数料などは業者ごとに異なります。売却したいと考えているブログやアフィリエイトサイトの内容や規模、あるいは購入を検討しているWebサイトの特徴などに合ったサイト売買サービスを選択してください。
ラッコM&A
サイト売買プラットフォームである「ラッコM&A」では、サイトM&Aはもちろん、Webサイトの運営に関するさまざまなサービスを提供しています。高く売れるWebサイトを生み出したいと考える人も利用価値があるのではないでしょうか。
最大の特徴は、売却手数料が無料である点です。売り手は金銭的な負担を下げつつ、ブログなどを売却できます。一方で、買い手は成約金額の5%が手数料として設定されています。
しかし、売り手にも手数料が発生するサイト売買サービスを避けたWebサイト運営者がラッコM&Aには集まるため、非常に豊富な案件を取り扱っており、それも大きな魅力の一つとなっています。買い手にとっても、掘り出し物などが見つかる可能性が高いでしょう。
ラッコM&Aでは、弁護士監修の事業譲渡契約書の自動生成も可能です。提携弁護士にチャットで相談もできるので、サイト売買初心者にとって利用のハードルが低いサービスといえるのではないでしょうか。
サイトストック
「サイトストック」は、ジャンルを問わずさまざまなWebサイトの売買サポートをしています。交渉には「直接交渉」と「仲介交渉」があり、それぞれで料金体系が異なります。
どちらも売り手の案件登録料や契約書雛形、交渉時の中間費は無料です。異なるのは成約時に発生する手数料で、直接交渉の場合は売り手と買い手の双方に成約額の3%(最低手数料:税込5万5000円)がかかります。
仲介交渉はサイトストックが売り手と買い手の間に入る形で交渉が行われるため、成約額の10%を売り手・買い手双方が成約時手数料として支払わなければいけません。また、仲介交渉の場合は、仲介基本料として11万円(税込)が必要です。
サイトストックはホームページ上に取扱案件を掲載しています。希望価格や売上・利益、PVの他に仲介か直接か、さらには交渉中の件数なども確認可能です。相場やニーズの確認もできるため、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
サイト売買Z
「サイト売買Z」は、Webサイトの目利きやトラブル回避に重点を置いているサイト売買サービスです。業者の運営者自身がサイト売買の経験者であり、その経験を元に仲介サービスを提供しています。まさに初心者の味方ともいえる存在でしょう。
ブログなどを売却したい場合は、通常サイト売買Zのホームページに案件として掲載されます。しかし、非常に規模が大きい、会員などに知られたくないなどの理由がある人は非公開でサイト売買を進めることも可能です。
料金は、売買契約が成立した場合のみ手数料がかかります。売り手に対しては成約額が25万円以上の場合は成約額の3%、25万円未満の場合は成約額の20%を手数料として設定。買い手の手数料は案件ごとに異なり、成約額の3〜10%に設定されています。ある程度の手数料はかかりますが、仲介業者の質を求めている人には選ぶ価値のある業者です。
サイトマ
Webサイトの売買取引サービスを専門としている「サイトマ」。専門業者ならではの、さまざまな手厚いサービスを提供しています。
売り手と買い手とともに交渉を行う3者面談のセッティングや、弁護士による契約書の代理作成、サーバーの引越しやドメインの移管など、サイト売買初心者が面倒であると感じるであろう作業のサポートを、ほぼすべて請け負ってもらうことが可能です。
基本料金や登録料などは無料ですが、仲介手数料の他に着手金が発生します。着手金は売り手・買い手ともに3万3000円(税込)です。仲介手数料ですが、売り手は譲渡金額の5〜15%と最低成果報酬の33万円(税込)が必要です。
買い手には、譲渡金額の3〜10%と最低成果報酬33万円(譲渡金額100万円未満は最低22万円、いずれも税込)が仲介手数料として設定されています。比較的わかりやすい料金体系となっているのではないでしょうか。
サイトキャッチャー
「サイトキャッチャー」の特徴は、非常に小さな規模のブログやアフィリエイトサイトも取り扱っている点です。数十万円程度で取引される案件もあるため、個人でWebサイトを運営している人でも売りに出しやすいでしょう。
また、買い手も少資金で新しいWebサイトの獲得が可能です。サイトキャッチャーの直接交渉プランでは、成約額の3%に消費税を加算した金額に、最低紹介手数料5万5000円(税込)を加えた金額が成約時手数料として設定されています。
仲介プランは、成功報酬の最低額が10万円に設定されています。さらに売買金額に応じて手数料の割合が5〜10%の間で変わる仕組みです。これらの料金は売り手・買い手ともに共通している点もサイトキャッチャーの特徴ではないでしょうか。
UREBA
「UREBA」では、ブログやアフィリエイトサイトだけではなく、ECサイトやポータルサイト、ポイントサイトなどさまざまなカテゴリのWebサイトの売買取引が可能です。独占案件も多数抱えているため、買い手としてはUREBAでしか出会えないWebサイトも見つかるのではないでしょうか。
売り手がUREBAを利用する最大のメリットは、手数料が完全に無料である点です。直接交渉でも仲介交渉でも、手数料が発生することはありません。
買い手は直接交渉の場合、成約額の5%が、仲介交渉の場合は成約額の10%が手数料として設定されています。
また、Webサイトの種別ごとに最低手数料が異なっている点も特徴的です。通常のサイト案件であれば1万2100円(税込)、ECアカウント案件であれば3万6300円(税込)、記事コンテンツ案件であれば6万500円(税込)が最低手数料に設定されています。
その他、移転代行サービスを利用する場合には別途料金が発生する点も押さえておきましょう。
サイトレード
経験や知識の豊富なアドバイザーが厳選したWebサイトのみを案件として掲載している「サイトレード」。そのため、数百万円から数千万円と高額な案件を多く取り扱っており、それが大きな特徴の一つとなっています。
個人で運営しているけれども手に負えないほど大きくなってしまったブログやアフィリエイトサイトなどを所有している人は相談してみてはいかがでしょうか。サイト売買専門アドバイザーがサポートしてくれるため、初心者でも安心して取引に臨めるでしょう。
初期相談や着手金等は無料で、完全成功報酬の料金体系になっています。売り手は譲渡金額が1億円以下であれば専任委託に限り譲渡金額の3%を、専任ではない場合は5%を成功報酬として支払います。譲渡金額が1億円以上の案件は無料です。
買い手は譲渡金額が5000万円以下の場合は譲渡金額の10%、5000〜1億円以下の場合は6〜9%の成功報酬が発生します。また、1億円を超える案件の成功報酬は個別相談のうえ決定されます。
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