SNSなどの投稿を埋め込む利点
Twitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム)などのSNS、Youtube(ユーチューブ)などのソーシャルメディアは日々の生活に強く根づいています。
これまではテキストや画像を用いてコンテンツ作成をしていくことが主でしたが、SNSをコンテンツに「埋め込む」ことで、その質をより高めることができるようになりました。
では、実際にどのような利点があるのか、まずはその内容から解説していきます。
ユーザーの利便性が向上する
かつてコンテンツの信憑性を高める方法としては、「口コミ」やサイト運営による「評価点」などがありました。
ユーザー視点で考えれば、このような情報を基に、商品やサービスがどのようなものかを判断できている点もあったと思われます。
SNSが普及した現代においては、例えばTwitterで実際に使用している人のツイートを掲載したり、Youtubeでレビューしている人の動画を用いることで、より視覚的にわかりやすいコンテンツを作ることができます。
また、自身のアカウントによる掲載であれば、フォロワー増加などSNSでの活動にも役立ち、相互効果が得られるというメリットもあります。
間接的なSEO効果が得られる
SNSやYoutube動画を埋め込むことで、検索順位が改善されるというような直接的のSEO効果はありません。
しかし、ユーザーが使いやすいコンテンツになることで生じる間接的なSEO効果は存在します。
例えば、Youtube動画を埋め込めば、検索時に「動画」タブで検索結果に表示され、そこからサイトへ流入することが期待できます。
サイトへの流入があれば、ページビュー(PV)やセッションの増加となり、サイトの評価を高めることにつながるでしょう。
他にも、Twitterやインスタグラムの投稿時にページURLを載せることで、SNSからの流入がある場合もあります。
こちらも同様にサイト評価につながり、拡散されれば、より多くの流入となることもあるでしょう。
そして、ページに滞在したままで各種SNSの投稿を閲覧することになるため、ページ内の滞在時間・精読率が改善されることもあります。
このように、SNSを活用してコンテンツの質を高めることが、ユーザーの利便性向上につながり、間接的なSEO効果となっていきます。
埋め込みができるサービスは?
SNSまたはソーシャルメディアという枠組みで考えると、「LINE(ライン)」や「Facebook(フェイスブック)」、「ニコニコ動画」や「Tiktok(ティックトック)」も含まれています。
では、実際に埋め込みができるサービスはどれなのか、主に利用されることの多いものでまとめると、下記のようになります。
SNS名称 | 種類 | 埋め込み可否 |
---|---|---|
交流型 | 〇 | |
交流型 | 〇 | |
Tiktok | 動画投稿型 | 〇 |
Youtube | 動画投稿型 | 〇 |
ニコニコ動画 | 動画投稿型 | 〇 |
インスタグラム | 画像投稿型 | 〇 |
LINE | メッセージチャット型 | 〇 |
メッセージチャット型 | × | |
カカオトーク | メッセージチャット型 | × |
ほとんどのSNSで、投稿をページに埋め込むことは可能ですが、メッセージチャット型SNSでは「LINE」のみが「LINE VOOM」というコンテンツがあることから、埋め込み可能となっています。
基本的にメッセージチャット型は埋め込みができるものが少なく、SNSとして拡散性のあるものが埋め込みできると理解しておきましょう。
SNSの埋め込み方法
では、実際に埋め込みをする際の手順について、主に使用されることの多いSNS3種の方法を解説していきます。
なお、埋め込みを行う際はすべてブラウザからの操作が必要であり、アプリからは不可能ですので、PCでそれぞれのSNSにログインできるようにしておきましょう。
Twitterの埋め込み方法
ブラウザで埋め込みをしたいツイートのページを開き、ツイートの右上にある「三点リーダ」の箇所をクリックします。
すると、操作メニューが表示されるので、その中から「ツイートを埋め込む」を選択します。
選択後、別タブで「Twitter publish」というページが表示されます。
画面中央に埋め込みたいツイートが表示されており、その上にはグレーになったコードと「copy Code」という青いボタンがあるので、コードをすべて選択してコピーするか、青いボタンをクリックします。
その後、こちらでコピーしたコードを貼り付けたいページにペーストすることで、埋め込みは完了となります。
インスタグラムの埋め込み方法
インスタグラムの埋め込みについては、Twitterとほぼ同じ流れになります。
こちらも投稿ページに移動し、埋め込みたいページの右上にある「三点リーダ」をクリックします。
Twitterのときと同様にメニューが表示されるので、その中から「埋め込み」を選択します。
すると、埋め込み用のコードと「埋め込みコードをコピー」というボタンが表示されるので、どちらかを選択して埋め込み先のページに貼り付けるだけで完了です。
なお、インスタグラムでは、投稿内容の説明や補足のための文章(キャプション)を追加できるのですが、キャプションを埋め込んだ際に表示させるかどうか、このときに選択することができます。
初期状態では「キャプションを追加」という項目にチェックがついているのですが、こちらを外すとキャプション無しの状態で埋め込むことが可能です。
Youtubeの埋め込み方法
Youtubeの動画を埋め込むには、まず動画の再生ページに移動し、動画下部にあるメニューから「共有」を選択します。
すると、ポップアップでメニューが表示されるので、そこから「埋め込み」の項目をクリックしてください。
ポップアップが切り替わり、動画のプレビュー画面が表示されます。
その右側に下記画像のように「動画の埋め込み」という項目の下にコードが表示されています。
こちらのコードを直接選択するか、右下にある「コピー」という文字部分をクリックするかでコードが取得でき、その後ページに貼り付けることで埋め込みとなります。
なお、初期状態では横幅(width)560px、縦幅(height)315pxという設定になっていますが、この数字を変更することで動画の表示領域を変えることができます。
ただし、Youtubeの動画は16:9のアスペクト比となっているため、片方だけを変更すると、一部切れて表示されてしまったり、スマホ表示ではみ出してしまったりする恐れがあります。
埋め込みをする際の注意点
埋め込みをする方法はそこまで難しくないものですが、他のプラットフォームから引用している以上、その影響を受ける部分もあります。
また、ツイートやYoutube動画はそのアカウント所有者によって公開されているものであるため、無断で使うことはできません。
SNSの埋め込みにはいくつか注意しなければいけない点があるため、活用するためにきちんと理解しておいてください。
投稿者の許可を取ること
自分のアカウントによる投稿であれば問題はありませんが、もし他人の投稿を埋め込みたいという場合には、かならず許可を取ることをおすすめします。
SNSの投稿やそこで用いられている画像などは基本的に投稿者本人に著作権があるため、無断で使用した場合には著作権侵害に当たります。
特にインスタグラムでは「画像の使用許可は埋め込み機能に含まれていない」という公式見解が出されており、利用規約上でも無断での使用を認めてはいません。
参考:Instagramの画像埋め込みは著作権侵害!?公式見解で「API使用でも侵害」と発表
Twitterの場合、埋め込みであれば引用として認められますが、テキストのみ・もしくはツイートをスクリーンショットで保存したものを掲載することは禁じられています。
「埋め込み」とは「SNSからの引用」であるため、トラブルを避けるためにも許可をきちんともらったうえで行うようにしましょう。
投稿元が消えることがある
元の投稿が削除された場合は埋め込まれたものも正しく表示されなくなります。
Twitterの場合はテキストのみが残り、インスタグラムとYoutubeの場合はエラー表示となります。
また、埋め込みのコードにはSNSへの外部リンクも載っているため、リンクエラーが生じ、ページの評価を損なうことにもつながります。
投稿元が消えてしまった場合は、使用していた埋め込みコードをすべて削除するか、別の投稿を埋め込むかなどの対処を行うようにしましょう。
自身のアカウントがあれば、相互的な効果になる
SNSのフォロワー数やチャンネル登録者数が価値を持ちつつある現代において、さまざまなプラットフォームを組み合わせて、SNSアカウントを育てることも重要になっています。
そのため、自身のホームページに埋め込むのであれば、SNSアカウントも自身のものを掲載する方が双方的な効果を期待することができます。
コンテンツとしても充実する形となり、ホームページから自身のSNSアカウントに流入してくれれば、SNS上でのファンとなってくれることもあるでしょう。
著作権などのトラブルを避けるという点を踏まえても、SNSの埋め込みを行うのであれば、なるべく自身のアカウントの投稿を用いることをおすすめします。
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